28日後場の東京株式市場は、ボリュームが少なく、こう着感が強まった。後場寄りは1万7630円37銭(前週末比149円16銭高、前場終値比30円94銭高)とこの日の取引時間中の高値でスタート。ただその後は上げ幅を縮小する動きが強まり、午後1時10分には1万7555円80銭(前週末比74円59銭高、前場終値比43円63銭安)まで値を下げた。その後は、前場終値近辺でもみ合った。 市場では、「月内受け渡し最終日ということで国内機関投資家の動きは鈍かった。今晩の米市場が休みのため海外からのオーダーも少なかった。材料といえば、アジアマネーが鉄鋼、自動車株を買っていたことぐらい」(外資系証券)、「基本的に今週前半は材料がない。決算発表は一巡した。日米とも経済指標の発表が控えている。今晩の米国市場は休み。相場全般にやる気を感じない」(オンライン証券)といった声が聞かれた。平均株価は終値で前週末比106円38銭高の1万7587円59銭と反発。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1125、値下がり468。出来高は15億6871万株と半日立ち会いを除き実質今年2番目の低水準。売買代金は2兆447億円と実質今年最低となった。東京外国為替市場では、1ドル=121円台後半(前週末終値は121円34銭)で取引されている。 非鉄金属株が業種別値上がり率トップのまま。住友鉱は高値圏を維持、DOWA、三菱マも堅調に推移した。石油関連株は値上がり率2位を維持。国際帝石は高値圏を保ち、新日鉱HDも堅調に推移した。機械株は上げ幅を拡大。新値追いのオーエムは年初来高値を切り上げ、オークマは年初来高値圏を保った。鉄鋼、商社株も堅調に推移。鉄鋼株では、神戸鋼、JFEが、商社株では、伊藤忠、三菱商が前場終値を保った。新日鉄もしっかり。自動車株も堅調。日産自は後場上げ幅を拡大、トヨタ、ホンダもしっかり。ソフトバンクは後場上げ幅を拡大、ヤフーもしっかり。個別では、中国での原発増強報道を受けた原発関連銘柄物色が続いた。日製鋼は上場来高値を切り上げ。木村化はストップ高(80円高)比例配分となり、東証1部値上がり率2位。帝国電機は後場一段高に上場来高値を更新。西華産も後場上げ幅を拡大した。今08年3月期予想の上方修正と中期経営計画が好感されたダイビルは主力の大証、東証でそろって年初来高値を切り上げた。なお、三菱UFJ証ではレーティングを「2」(やや強気)へ引き上げている。シンプレクスは後場一段高にストップ高(4000円高)比例配分。新値追いのナカノフドーは後場高値を切り上げ、東証1部値上がり率トップ。ほかには、常磐興、富アクセス、創建、インボイスなどが値上がり率上位に浮上した。 半面、海運株が前場に続き値下がり率トップ。郵船、商船三井、川崎汽とも後場も軟調となった。その他金融、不動産株も軟調なまま。前場値下がり率2位となったオリコのほか、アコム、オリックスも安値圏でもみ合った。不動産株では、菱地所、三井不、住友不が軟調に推移した。個別では、連日の上場来安値を更新した九州親和が値下がり率トップのまま。T&Gニーズはストップ安(1万円安)となり上場来安値を更新した。今08年1月期(今期から決算期を変更)の経常赤字見通しが嫌気された丹青社は年初来安値を切り下げ。配当落ちのカッパクリエ、キャンドゥも軟調なまま。ほかには、ゼクス、山下医、ハマキョウ、金商などが値下がり率上位に名を連ねた。
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